生前に葬儀のやり方を家族で相談する

生前に葬儀のやり方を家族で相談する

人が亡くなってしまうのはいつも突然で、その時にどんな葬儀をするのか迷ってしまうことが大半です。
多くの葬儀会社では遺族に寄り添って親身になって相談に乗ってくれますが、そのベースとなる希望が分からなければ何をしたら良いのか分かりません。
心を込めて故人を送り出したいという思いが強いほど、誰もが納得できる形で開催したいところですが、ご遺体を健全な状態で保存できる時間には限りがあり、いつまでも長引かせるわけにもいきません。
ごく親しい身内だけで開催するのか、それとも親戚縁者、会社関係者などを呼んで盛大に開催するのかと言った規模や、従来の観念に囚われない新たなスタイルもあります。
アイデアが思いつかない場合でも葬儀会社がプランを提案してくれますが、開催後に果たして故人にとってこれが正しかったのかと自問自答する日々を過ごすご家族も少なくありません。
そのような心の負担を少しでも低減し、故人が喜んで天へと召されるためにも生前に葬儀のやり方について家族で相談し、万が一の時にも慌てないようにしておくのがおすすめです。

現代では葬儀は家族葬が人気になっています

日本の冠婚蔬菜というと、50年前では何よりも盛大にとり行うのが一般的でした。
痴呆山間部になると、人がたくさん集まる会と言えば冠婚葬祭ぐらいしかなく、ある種社交の場であり、楽しみなイベントでもあったんです。
しかし現代はこうした盛大な冠婚葬祭を執り行うことが見られなくなってきました。
結婚式においてもスマート婚と言って、極力お金をかけずに節約志向でコンパクトに行うことが人気です。
この傾向は葬儀にも見られ、ごく限られた身内や親族だけで執り行う家族葬や直葬と言った葬儀スタイルが人気となってるんです。
日本人の年収も伸び悩み、また首都圏などでは近隣との近所づきあいなどもなく、盛大に葬儀をとり行う必要もありません。
家族葬や直葬儀となると少人数でさみしい葬式に思われがちですが、決してそうではないのです。
むしろ故人とじっくりむきあい、しっかりと別れを告げることができ思い出深い葬式になるんです。
第三者の参列もないので気兼ねすることがありません。